20世紀西洋人名事典 「J.メンツェル」の解説
J. メンツェル
Jiři Menzel
1938 -
チェコスロバキアの映画監督。
プラハの演劇芸術学校の映画・テレビコースで学び、ベラ・ヒティロバの助監督を経て、1965年「バルタザール氏の死」でデビューする。第3作「監視された列車」(’66年)でアカデミー外国語映画賞を受賞し、皮肉で辛辣なコメディに才能を発揮する。チェコ事件以後、活動の中心を俳優や舞台演出に移すが、’70年代後半から再び佳作を発表する。他の作品に「カッティング・ショート」(’81年)、「スイート・スイート・ビレッジ」(’86年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報