20世紀西洋人名事典 「J.ヨアヒム」の解説
J. ヨアヒム
Joseph Joachim
1831.6.28 - 1907.8.15
ドイツの音楽家。
元・ベルリン高等音楽学校校長。
ブルゲンラント州キットゼー(オーストリア)生まれ。
ペストのセルヴァチニにヴァイオリンを学び、1843年ライプツィヒ音楽院に入学。メンデルスゾーン、シューマン等と親交を持つ。1850〜52年リスト指揮下のヴァイマル宮廷管弦楽団コンサートマスターに就任したが主義があわず、1853年ハノーファー宮廷楽団に招かれ、1859年演奏会指揮者となる。ブラームスとは生涯親交を結び、助言も与えた。1869年ベルリン高等音楽学校初代校長。同年ヨアヒム弦楽四重奏団を組織する。19世紀後半のドイツ最高のヴァイオリン奏者といわれた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報