20世紀西洋人名事典 「J.ローゼンストック」の解説
J. ローゼンストック
Josef Rosenstock
1895.1.27 - 1985.10.17
米国の指揮者。
元・ケルン歌劇場音楽監督。
ポーランド出身。
クラクフの音楽院、ウィーン音楽アカデミーに学び、ピアノ演奏家を経て、1918年ウィーン・フィルハーモニー合唱団の指揮者となる。’21年以降シュトゥットガルトなどの各歌劇場の指揮者を務め、’36〜46年には新交響楽団の常任指揮者として来日、戦前・戦後を通して日本の交響楽団の育成に大きな功績を残す。’46年渡米、’49〜53年アスペン音楽祭総監督、’52〜60年ニューヨーク・シティ・オペラの指揮者、音楽総監督を歴任。その後も数度来日し、’51年にはNHK交響楽団名誉指揮者に推された。「ピアノ・ソナタ」(’18年)などの作品がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報