J.B.フスト(英語表記)Juan Bautista Justo

20世紀西洋人名事典 「J.B.フスト」の解説

J.B. フスト
Juan Bautista Justo


1865 - 1928
アルゼンチンの政治家。
ブエノ・アイレス生まれ。
ブエノ・アイレス大学医学部卒業後、医者となる。社会問題、貧困問題に強い関心を持ち、1896年社会党を創設。19世紀末から20世紀初頭にアルゼンチンで労働運動に根強かったアナキズムに対抗し、議会主義に立脚した労働者の生活改善を提唱し、アルゼンチン社会党の政治路線に多大な影響を与えた。マルクスの「資本論」のスペイン語訳の最初の完成者としても知られ、又、婦人運動先駆者である社会主義者、マリシア・モロー・デ・フストは彼の妻である。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android