20世紀西洋人名事典 「J.M.マウラー」の解説
J.M. マウラー
Julius Maximilian Maurer
1857 - 1938
スイスの天文学者,気象学者。
元・スイス中央気象台所長。
ドイツ生まれ。
チューリッヒ工科学校に入り、チューリッヒ大学で天文学を学ぶ。1879年天文台助手。星の光の大気による吸収の研究で博士号を取得。1881年スイス中央気象台助手となり、1905〜34年同所長を務める。放射の天文学から気象における放射のすすみ、全太陽放射と夜間の放射による熱の損失とを明確にしたほか、太陽放射研究のために作った記録装置、バログラフ自記気圧計を制作。著書に「スイスの気候」(共著、’09年)があり、他に氷河の変化、湖の氷結などの研究にも携わる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報