20世紀西洋人名事典 「K.ジュンブラート」の解説
K. ジュンブラート
Kamāl Jamblāt
1917 - 1977.3.16
レバノンの政治家。
元・レバノン国会議員,元・レバノン経済相。
ドルーズの名門ジュンブラート家の首長で、パリで文学、哲学、ベイルートで法学を学んだ。1949年に進歩社会党(PSP)を設立し、国会議員となり、経済相にも就任した。’52年にはシャムウーンに組みして、ホウリー大統領を倒し、’58年に内戦でシャムウーンと対決した。50年代にナセルのアラブ民族主義に共鳴し、パレスティナ抵抗運動を支持した。’69年に内相となったが、’77年にシューフ山中で暗殺された。その後、長男ワリドがPSP党首となった。著書に「レバノン革命の真実」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報