最新 地学事典 「LLコンドライト」の解説
エルエルコンドライト
LLコンドライト
LL chondrites
3種類からなる普通コンドライトの一種で,総鉄量,珪酸塩鉱物にイオンとして含まれるFeの量に対する金属鉄と硫化鉄に含まれるFe量比に対する率が最も低い。このためLLという記号がつけられた。金属鉄と硫化鉄の比率はおおよそ1:2程度である。さまざまな程度の熱変成作用を受けており,角礫岩が多い。岩石学的タイプ6に属するものが最も多い。熱変成度の最も低いタイプ3に属する隕石の場合,コンドルールの平均径は1mmである。三酸素ダイヤグラムでは,普通コンドライトのなかで地球・月分別線から最も上位にプロットされる。
執筆者:野口 高明・木村 眞
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

