20世紀西洋人名事典 の解説
M. エルナンデス・マルティネス
Maximiliano Hernández Martínez
1882 - 1966
エルサルバドルの軍人。
元・エルサドバドル大統領。
1931年クーデターにより政権につき、大不況下で通貨制度の改革、国立銀行の創設、コーヒー産業の統制など様々な経済改革を行う。他方、反対派にたいしては過酷な弾圧政策で独裁政治を行う。’32年の土地を要求する農民に対する虐殺は有名で、大規模な民衆の反乱で’44年大統領の座を追放。在任中に軍部の政治介入の基礎をかたちづくる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報