20世紀西洋人名事典 「M.プイグ」の解説
M. プイグ
Manuel Puig
1932 - 1990.7.22
アルゼンチンの小説家。
映画監督、シナリオ作家を志したが挫折し、小説に転向する。1968年の処女作「リタ・ヘイワースの背信」で認められるが、第3作「ブエノアイレス事件」(’73年)が発禁処分となる。メキシコ、ニューヨーク、リオ・デ・ジャネイロと亡命生活を送る傍ら、「蜘蛛女のキス」(’76年)、「この書を読む者に呪いあれ」(’80年)、「報われた血の愛」(’82年)等の話題作を発表し、はなしことばを軸とした多様な言語表現による小説が注目されている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報