20世紀西洋人名事典 「M.M.ポスタン」の解説
M.M. ポスタン
Michael Moissey Postan
1899 - 1981
英国の経済史家。
元・ケンブリッジ大学教授。
ベッサラビア(ソ連)生まれ。
別名Michael Moisei Postan。
1919年英国に亡命。ロンドン大学卒業後、同大学講師、’35年ケンブリッジ大学経済史講師を経て、’38〜65年同大学教授、のち名誉教授を歴任。又’35〜60年には「経済史評論」誌の編集に携わるとともに、多くの論文を同誌に発表し、中世経済史研究の第一人者としての地位を確立した。戦後は現代史に強い関心を示した。中世史学者で彼の師であるアイリン・パウアと’37年に結婚したが三年後死別。著書「15世紀イギリス商業の研究」(’33年)、「戦後ヨーロッパ経済史」(’67年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報