MDMA(読み)エムディーエムエー

共同通信ニュース用語解説 「MDMA」の解説

MDMA

厚生労働省によると、化学薬品から合成された錠剤型の麻薬で、興奮幻覚・幻聴作用があり「エクスタシー」「バツ」「タマ」などと呼ばれている。使用すると、精神錯乱睡眠障害心臓肝臓などの機能不全脳卒中などを引き起こし、死に至ることもある。無許可で製造した場合は、1年以上10年以下の懲役となる。2017年は錠剤型の合成麻薬を所持していた疑いなどで41人が検挙され、3244錠が押収された。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「MDMA」の意味・わかりやすい解説

MDMA
エムディーエムエー

覚醒剤メタンフェタミン芳香環にメチレンジオキシ基を導入した麻薬で,エクスタシーという通称で知られる。中枢神経系で精神機能の病態生理のほとんどに影響を与える重要成分であるセロトニンへの作用が大きく,神経細胞毒作用によってセロトニン作動性ニューロンの退行性変化を引起す。最終的には神経破壊にいたり精神異常を示し,死亡する場合もある危険な麻薬である。最近,アメリカを中心に世界的広がりをみせており,国連条約で危険性の高い分類Iに入っている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む