MTN(読み)エムティーエヌ

デジタル大辞泉 「MTN」の意味・読み・例文・類語

エム‐ティー‐エヌ【MTN】[Multilateral Trade Negotiation]

Multilateral Trade NegotiationGATTの多角的貿易交渉。東京ラウンドとも呼ばれる。昭和48年(1973)に東京で開催されたGATT閣僚会議の決議に基づいて開始、昭和54年(1979)、調印

エム‐ティー‐エヌ【MTN】[medium-term note]

medium-term note》中期社債発行総額をあらかじめ設定しておき、その範囲内であれば何回でも発行でき、償還期間も自由に選ぶことができる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「MTN」の意味・わかりやすい解説

MTN
エムティーエヌ

ミディアム・ターム・ノート medium-term note (中期社債) の略。あらかじめ発行総額を決めておき,その範囲内であれば,金利などの発行条件を変えて,回数の制限なく発行できる社債のこと。発行会社にとっては,市場の動向に応じた有利な条件で,機動的に発行できるため,ユーロ市場やアメリカ市場で盛んに利用されてきた。日本では従来,社債発行には取締役会の決議が必要とされていたが,1997年3月に大蔵省法務省によって,発行総額があらかじめ取締役会によって決定されていれば,個別の発行は代表取締役に委任できるとの商法解釈が発表され,6月の大蔵省令改正に伴って国内でも発行が可能となった。

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