共同通信ニュース用語解説 「NPT体制」の解説
NPT体制
核拡散防止条約(NPT)体制 核兵器の保有を米ロ英仏中の5カ国にのみ認める代わりに核軍縮の交渉を義務付け、他国の核保有を禁じた国際的枠組み。また「原子力の平和利用」を認めており、核軍縮・不拡散の「礎石」とされる。条約は1970年発効、191カ国・地域が加盟。原則5年ごとの再検討会議で核軍縮の進展などを点検、全会一致の最終文書採択を目指す。2015年の再検討会議決裂後、不満を募らす非保有国は21年に核兵器を完全違法化する核兵器禁止条約を発効させた。イスラエル、インド、パキスタンはNPTに入らず独自に核武装、北朝鮮は約20年前にNPT脱退を表明した。
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