P.ローエル(その他表記)Percival Lowell

20世紀西洋人名事典 「P.ローエル」の解説

P. ローエル
Percival Lowell


1855.3.13 - 1916.11.12
米国天文学者,数学者。
元・マサチューセッツ工科大学教授。
マサチューセッツ州ボストン生まれ。
実業界で活躍した後、1877〜93年外交官の資格で日本・朝鮮滞在、帰国後の1894年アリゾナ州のフラグスタフの高所に観測用天文台を設置する。1900年日食を観測する目的でトリポリ遠征に参加、’07年には初めて高品質の火星の写真撮影に成功した。「火星とその運河」(’06年)、「生命の住居としての火星」(’09年)など多くの著書がある他、いくつかの名誉学士号を持つ。主な研究分野は太陽系の惑星で、火星の研究や冥王星の存在を計算により予言したことで有名。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android