R.ペールフィット(その他表記)Roger Peyrefitte

20世紀西洋人名事典 「R.ペールフィット」の解説

R. ペールフィット
Roger Peyrefitte


1907 -
フランスの小説家。
カストル生まれ。
イエズス会で教育を受け、パリ政経学院を経て外交官となるが、1944年ルノード賞受賞の同性愛を含む少年の世界を繊細に描いた処女小説「特殊な友情」の反響なかで解任された。その後も外交界・宗教界を扱った作品でスキャンダルをよんだ「大使館勤務」(’51年)、「聖ピエトロの鍵」(’55年)などを発表。他の作品に「われらの愛」(’67年)、歴史小説「アレキサンダー大王伝」(’77年、’79年)等がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android