20世紀西洋人名事典 「R.リントン」の解説
R. リントン
Ralph Linton
1893 - 1953
米国の文化人類学者。
元・ウィスコンシン大学教授,元・コロンビア大学教授,元・エール大学教授,元・アメリカ人類学会会長。
フィラデルフィア生まれ。
スウォスモア・カレッジ卒業後、ペンシルベニア大学、コロンビア大学で学び、1925年ハーバード大学で学位を取得。’28年ウィスコンシン大学教授、’37年コロンビア大学教授、’46年エール大学教授、同年アメリカ人類学会会長を歴任。又’39年から学会誌「アメリカン・アンソロポロジスト」の編集にも従事。彼はポリネシア、マダガスカルなど未開民族を調査し、文化とパーソナリティー論を中心とする文化人類学論を確立。又基本的パーソナリティー型と地位パーソナリティー型を設定し、パーソナリティ構造の分析に貢献した。著書「人間の研究・序説」(’36年)、「パーソナリティーの文化的背景」「文化の木」等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報