20世紀西洋人名事典 「S.パッサルゲ」の解説
S. パッサルゲ
Siegfried Passarge
1867 - 1958
ドイツの地理学者。
元・ハンブルク大学教授。
ケーニヒスベルク(後のソ連領カリーニングランド)生まれ。
リヒトホーフェンに地理学を学ぶ傍ら、地質学、医学を学ぶ。国家試験合格後、北カメルーン、南アフリカ、ベネズエラ、ギアナなどの実地調査を行った。これらの探検を基として、自然と人間との関係に注目、比較景観学の研究に多大な業績を残した。後にブレスラウ(現ブロツワフ)、ハンブルクの両大学で地理学を担当し、1909年にはハンブルク大学教授を務めた。主著は「景観学の基礎」(’19〜20年)、「世界の都市景観」(’34年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報