SS520

共同通信ニュース用語解説 「SS520」の解説

SS520

もともとは上空磁気圏観測などをする固体燃料の2段式ロケットで、1号機は1998年に打ち上げられた。4号機は超小型衛星軌道に投入できるよう、経済産業省助成を受けて3段式に改修した。長さは約10メートルで、主力のH2Aロケットの5分の1、小型ロケットのイプシロンの半分以下。機体製造と打ち上げの費用は計約5億円とされるが、昨年1月の打ち上げに失敗宇宙航空研究開発機構(JAXA)は同型の5号機での再挑戦を4月に表明した。当初は昨年12月の打ち上げを予定したが、不具合が見つかり機体を再確認した。

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知恵蔵mini 「SS520」の解説

SS-520

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙科学研究所(ISAS)が開発した小型の固体燃料ロケット。全長9.65メートル、直径0.52メートル、重量2.6トン。大気上層を観測する2段式ロケットとして開発され、1998年、1号機がJAXAの内之浦宇宙空間観測所より打上げられた。3段式ロケットに改良された5号機(全長9.54メートル、直径0.52メートル(代表径)、重量2.6トン)では小型衛星の打ち上げが可能となり、2018年、東京大学が開発した超小型衛星「トリコム1R」の同観測所からの打ち上げに成功。同年、人工衛星を軌道投入した世界最小のロケットとして、ギネス世界記録に認定された。

(2018-5-2)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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