化学辞典 第2版 「X線粉末法」の解説
X線粉末法
エックスセンフンマツホウ
X-ray powder method
粉末にした結晶物質に特性X線を照射して,生じる回折X線スペクトルを用い,物質の同定,固溶体の組成,結晶物質の混合比,あるいは結晶粒子の大きさ,不均一なひずみ,および結晶の格子間距離を得る方法.検出器として計数器を用いることにより,迅速かつ精密な測角が得られ,またコンピューターの進歩もあって,一段と利用しやすくなった.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報