おてんば

日本大百科全書(ニッポニカ) 「おてんば」の意味・わかりやすい解説

おてんば
おてんば / 御転婆

恥じらいなく、はしゃぎ回ること、またそのようす、人物をいう。男女ともにいうが、江戸語では、とくに女性のみにあてる。おきゃん(御侠)ともいう。語源についてはオランダ語説が有力で、ontembear(オンテンバール)(慣らすことのできない)がなまって「おてんば」となったとする(『大言海』)が、「お」を伴わない「てんば」の用例も多く、確証は得られない。「御伝馬(おてんま)」の字をあて、威勢のよい御伝馬を娘のそれに見立てたとする説、女性の闊歩(かっぽ)するさまをいうオテバの転訛(てんか)とする説などがあるが、いずれも確証はない。

[棚橋正博]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む