ちんちん電車(読み)チンチンデンシャ

精選版 日本国語大辞典 「ちんちん電車」の意味・読み・例文・類語

ちんちん‐でんしゃ【ちんちん電車】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ちんちん」は、車掌と運転手との間の合図に、紐を引いて鳴らす鐘の音。また、運転手が線路上の通行人に警告するために足もとのペダルを踏んでも鳴らした ) 市街地を走る路面電車の称。葛原しげる作詞唱歌「電車」(一九一六)の「チンチン 電車が動き出す ゴウゴウ 町の真中を」で、休止おかずに歌われたところから生じた一種愛称
    1. [初出の実例]「チンチンゴウと走るチンチン電車の事である」(出典:阿房列車(1952)〈内田百〉区間阿房列車)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む