アイディアル

精選版 日本国語大辞典 「アイディアル」の意味・読み・例文・類語

アイディアル

  1. ( [英語] ideal )[ 異表記 ] アイデアル
  2. [ 1 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙
    1. 理想とするような。理想的。
      1. [初出の実例]「八犬士は曲亭馬琴が理想上(アイデヤル)の人物にて」(出典小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上)
    2. 非現実的。観念的。
      1. [初出の実例]「只(ただ)(うら)むらくは僕があんまりアイデヤル(〈原注〉アイデヤルとは世の中に行はれさうになきことを現に行なってみたく思ふ癖をいふ仏のウビクトルユウゴウ翁なども政事上の事に関しては頗るアイデヤル主義なりと云々)だもんだから」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一一)
  3. [ 2 ] 〘 名詞 〙 人間が到達しようとする究極の目的。極致。理想。
    1. [初出の実例]「人物の善悪を定めんには、我に極美(アイデアル)なかるべからず。小説の是非を評せんには、我に定義なかる可らず」(出典:小説総論(1886)〈二葉亭四迷〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む