アリューロン粒(読み)ありゅーろんりゅう(その他表記)aleurone grains

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アリューロン粒」の意味・わかりやすい解説

アリューロン粒
ありゅーろんりゅう
aleurone grains

イネ科、タケ科植物の種皮の内側にあるアリューロン層中に多量に含まれるタンパク質の顆粒(かりゅう)で、糊粉粒(こふんりゅう)ともいう。直径3~4マイクロメートルの球状体でタンパク質に富んでいるが、フィチン酸の合成、集積の場でもあり、リン酸やカリウムマグネシウムなどの貯蔵場所になっている。種子が発芽するとき、胚(はい)からアリューロン層に移動してきたジベレリンによって、アリューロン粒の種々の加水分解酵素が活性化され、アリューロン粒の貯蔵タンパク質を分解するとともに、顆粒より胚乳へ加水分解酵素が分泌され、胚乳中のデンプンやタンパク質を分解する。一般に種子の胚乳や子葉の中での貯蔵タンパク質は、タンパク粒とよばれる顆粒に局在し、これをアリューロン粒とよぶこともあるが、厳密には単子葉植物のアリューロン層に含まれるタンパク粒に限定される。アリューロン粒中にはタンパク質などの結晶のみられる場合もある。

吉田精一

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む