ジョージ秋山(読み)ジョージアキヤマ

デジタル大辞泉 「ジョージ秋山」の意味・読み・例文・類語

ジョージ‐あきやま【ジョージ秋山】

[1943~2020]漫画家栃木の生まれ。本名、秋山勇二。少年向けのギャグ漫画で人気を得たが、一方で陰惨な内容・過激な描写作品を描き問題視もされた。その後は独特な道徳観の青年向け漫画で支持される。代表作アシュラ」「銭ゲバ」「浮浪雲はぐれぐも」など。

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知恵蔵mini 「ジョージ秋山」の解説

ジョージ秋山

漫画家。1943年4月27日、東京都生まれ。本名、秋山勇二。高校中退後、書店勤務などを経て、1966年に「ガイコツくん」でデビューした。翌年連載を開始したギャグ漫画の「パットマンX」が人気となる。70年に発表した「銭ゲバ」、「アシュラ」では、貧しい者たちの行き場のない怒りを描いて多くの若者たちの支持を得た。しかし、激しい暴力描写や、「アシュラ」における飢餓のために人肉を食べる描写が批判されて有害図書に指定されるなど、社会問題となった。73年からは、幕末江戸を舞台にした「浮浪雲(はぐれぐも)」の連載を開始。遊び人の主人公「雲」やその妻を中心に、市井の人々のほのぼのとした日常を描いて人気を博した。連載は44年間続き、テレビドラマ化やアニメ映画化もされた。「パットマンX」で講談社児童まんが賞、「浮浪雲」で小学館漫画賞を受賞している。2020年5月12日に77歳で死去した。

(2020-6-5)

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「ジョージ秋山」の解説

ジョージ秋山 ジョージ-あきやま

1943- 昭和後期-平成時代の漫画家。
昭和18年4月27日生まれ。41年「ガイコツくん」でデビュー。「パットマンX」(43年講談社児童まんが賞)や「銭ゲバ」で人気をえる。45年「少年マガジン」連載の「アシュラ」が内容の強烈さで連載中止となり,2年間休筆ののち「浮浪(はぐれ)雲」(53年小学館漫画賞)などをかく。東京出身。足利工中退。本名は秋山勇二。

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