バタフライ効果(読み)バタフライコウカ

デジタル大辞泉 「バタフライ効果」の意味・読み・例文・類語

バタフライ‐こうか〔‐カウクワ〕【バタフライ効果】

《butterfly effect》ある系の変化が初期条件に極めて鋭敏に依存する場合に見られる、予測不可能な挙動のたとえ。もとは、米国の気象学者ローレンツが1972年に行った「ブラジルでの蝶のはばたきがテキサスに竜巻を引き起こすか」という講演の演題に由来する。大気の対流が決定論的な微分方程式に従うにもかかわらず、数値計算の精度をいくら向上させても事実上正確に予測できないカオスの性質をもつことを象徴的に表現したものとして知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のバタフライ効果の言及

【複雑系】より

…また,カオスを予測することもある程度可能である。つまり,長期予測は,初期状態のわずかなずれが時間とともに拡大するバタフライ効果のために不可能であるが,短期の予測に関しては,現象がカオス的であればその非線形力学法則を推定することで精度の高い予測をすることができる。例えば,天気を予報するための数値モデルがカオス的であっても,短期の予報はかなり正確に実現できるのである。…

※「バタフライ効果」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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