一方向(読み)いっぽうむき

精選版 日本国語大辞典 「一方向」の意味・読み・例文・類語

いっぽう‐むきイッパウ‥【一方向】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 一つの方向、または方面に向いていること。また、一つの方向のみに専念すること。
    1. [初出の実例]「圜陳とは、一方むきにはせいで、まんまるに陣を取て、十方からせむる敵を受て」(出典:史記抄(1477)一五)
  3. ② 一方にばかりかたよっていること。一方を重んじ他方を軽んじること。
    1. [初出の実例]「陰ばかりでも、陽ばかりでも、一方むきでわるからうぞ」(出典:土井本周易抄(1477)二)
  4. ③ 中世の裁判で、一方の言い分だけをとりあげて決着させるやり方。他方からの非難の言葉に用いられる。
    1. [初出の実例]「一方向之儀、言語道断働存候」(出典:勧修寺文書‐二一・天文六年(1537)八月日・勧修寺宮門跡雑掌陳状案)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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