三船の才(読み)サンセンノサイ

故事成語を知る辞典 「三船の才」の解説

三船の才

漢詩・和歌・音楽の三つの才能を兼ね備えていること。

[由来] 「大鏡―太政大臣頼より忠ただ伝」に出て来るエピソードから。一〇世紀末、平安時代中期のこと。時の実力者、藤原道長が、三つの船を仕立て、それぞれに漢詩・和歌・音楽が得意な人を乗せて川遊びをしたことがありました。このとき、その三つのどれもがうまいと評判の藤原公きん任とうは、道長から「どの船にお乗りになりますか」と尋ねられました。公任は和歌の船に乗りましたが、道長に才能を認めてもらったことでいい気になってしまって、納得のいく歌がよめず、後悔したとのことです。ただし、史実としては、これは道長の川遊びのときではなく、円融上皇の川遊びのときのできごとです。

〔異形〕三さん舟しゅうの才。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

東日本大震災を受け2011年6月に成立した津波対策推進法で、故事「稲むらの火」にちなみ、11月5日と定めた。江戸時代の1854年11月5日(旧暦)、安政南海地震で大津波が発生。現在の和歌山県広川町で...

津波防災の日の用語解説を読む