原始惑星(読み)ゲンシワクセイ

デジタル大辞泉 「原始惑星」の意味・読み・例文・類語

げんし‐わくせい【原始惑星】

原始惑星系円盤の中で形成される惑星の前段階にあたる天体。直径10キロメートル程度の微惑星衝突合体を繰り返し、月程度の大きさになったものをさす。この原始惑星を核としてさらに周囲の微惑星が集まり、惑星へと成長すると考えられている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 長生 小森 大槻

最新 地学事典 「原始惑星」の解説

げんしわくせい
原始惑星

protoplanet ,planetary embryo

微惑星が衝突合体を繰り返して惑星が形成する惑星集積過程の初期段階では,より大きな天体ほど重力により周囲の微惑星をより多く集められる。このため,周りのものより少し大きくなった微惑星がさらに大きくなる,暴走的成長が起きる。この結果,他から抜きんでて大きくなった微惑星のことを原始惑星と呼ぶ。暴走的成長の結果形成された複数の原始惑星が,さらに微惑星を合体して似たような速さで成長を続けていく寡占的成長段階,そして,大きくなった原始惑星同士の衝突が起きる巨大衝突段階を経て,地球型惑星が形成されたと考えられている。一方,原始惑星が固体核となり,その周囲に原始惑星系円盤から大量のガスが流入して木星型惑星が形成される。このように,惑星集積初期に周囲の微惑星から抜きんでて大きくなった天体から,惑星集積後期のまだ惑星になりきっていない天体までを原始惑星と呼ぶ。その質量範囲に関して明確な定義はない。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む