原始惑星系円盤(読み)ゲンシワクセイケイエンバン

デジタル大辞泉の解説

げんしわくせいけい‐えんばん〔‐ヱンバン〕【原始惑星系円盤】

恒星誕生の前段階にあたる牡牛座T型星の周囲にある濃いガスと塵(ちり)からなる円盤。原始星円盤の名残であり、円盤の中では直径10キロメートル程度の微惑星が形成され、衝突や合体を繰り返して原始惑星や惑星に進化すると考えられている。また、太陽系の場合は原始太陽系円盤と呼ばれる。原始惑星系星雲。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

原始惑星系円盤
げんしわくせいけいえんばん
protoplanetary disk

惑星形成過程の初期に現れる円盤構造。恒星は星間雲のなかにある十分密度が濃い分子雲コアが自己重力により収縮して生成されるが、その収縮の際に、大きな角運動量をもつガスと塵(ちり)は、収縮する中心(原始恒星)へたどり着けずに原始恒星の周りに円盤(直径2000天文単位程度)を形成する。これが原始惑星系円盤であり、1000万年程度をかけて、この円盤内で塵が集積して、微惑星、そして惑星へ成長すると考えられている。これらの原始惑星系円盤は、形成過程初期の星である「おうし座Tタウリ型星」の周りで発見されつつある(がか座β(ベータ)星やオリオン星雲など)。[編集部]

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