咬耗症(読み)こうもうしょう(その他表記)Attrition

家庭医学館 「咬耗症」の解説

こうもうしょう【咬耗症 Attrition】

[どんな病気か]
 歯と歯がかみ合い、その摩擦(まさつ)により、歯質(ししつ)の一部が消耗することを咬耗といいます。
 歯は食物のかたさ、咬合力(こうごうりょく)、歯質の石灰化の程度などに影響を受け、抵抗性の弱い歯が咬耗をおこします。
[症状]
 咬耗は長い期間を経ておこるので、一般に自覚症状は少ないのですが、象牙質(ぞうげしつ)が露出すると知覚過敏症をおこすこともあります。
 エナメル質だけのもの、象牙質の露出をきたしているもの、歯冠(しかん)のほとんどが失われているものなどに分けられ、ふつう象牙質が黄褐色に着色されることが多いのも特徴の1つです。
[治療]
 通常症状がなければそのままにして経過をみますが、症状の程度によっては摩耗症(まもうしょう)(磨耗症)と同様の処置を、また咬耗が大きいときには抜髄(ばつずい)に至る場合もあります。

出典 小学館家庭医学館について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む