calcification
カルシウムと炭酸やリン酸をはじめとした塩類との化合物が形成される現象。生物による石灰化によって形成された組織を石灰化組織(calcified tissue)という。無脊椎動物ではCaCO3(方解石・あられ石)からなるものが多いが,脊椎動物ではリン酸カルシウム(アパタイト)からなるものが多い。石灰化の起こる部位から,細胞内・細胞間・細胞外の3種類の石灰化が区別される。石灰化作用は,遺伝子によって制御されたタンパク質・糖質・脂質等からなる有機基質を仲立ちとして進行するが,その詳細な機構についてはまだ不明の点が多い。
執筆者:佐俣 哲郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
動物の組織にカルシウムが塩として沈着する現象をいう。脊椎(せきつい)動物の骨は主としてリン酸カルシウムが炭酸カルシウムとともに沈着する。骨組織をつくる骨芽細胞はアルカリ性リン酸酵素に富み、それが細胞外に分泌されるとそこにリン酸イオンが増加し、これがカルシウムイオンを招いて石灰化がおこるとされている。老化現象としての軟骨や靭帯(じんたい)の石灰化、結核病巣の石灰化、代謝障害による石灰沈着病なども知られている。無脊椎動物における石灰化の例は棘皮(きょくひ)動物の原腸胚(はい)期の骨片形成、軟体動物の貝殻形成、甲殻類の表皮の甲化などがある。ザリガニなどある種の甲殻類は脱皮によるカルシウムの損失を防ぐため、胃の中に胃石としてカルシウム塩を蓄えることが知られている。
[守 隆夫]
半夏ともいう。七十二候の一つで,本来は夏至後 10日目から小暑の前日までをいったが,現行暦では太陽の黄経が 100°に達する日 (7月1日か2日) を半夏生とし,雑節の一つとして記載している。この頃半...