基礎語(読み)きそご

精選版 日本国語大辞典 「基礎語」の意味・読み・例文・類語

きそ‐ご【基礎語】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ある言語の日常生活語彙のうち意味上、語法上基礎をなすと考えられる語。またその集まり。また、日常生活が一応まかなえるものとして、ある語数を限って選び出した語。土居光知は日本語について一一〇〇語を選び、基礎日本語と名づけている。外国のものでは、オグデンらが英語で行なった国際補助語としての Basic English(基礎英語)八五〇語の選定が有名。→基本語彙
    1. [初出の実例]「日本語を初めて勉強する人々に対し語数を限る必要はすこしもありませんから、〈略〉基礎語の上に記憶してゐる語を混じ、また添へて使用して下さい」(出典:基礎日本語(1933)〈土居光知〉端書き)
  3. 特定の調査目的にかなうような観点から選択された一定数の語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む