overthrust
断層面の傾斜の著しく緩い(通常10°以下)衝上断層。一般に水平移動量がきわめて大で,数kmまたはそれ以上に達するものが多い。押しかぶせの運動のもとで,断層面の一部が水平を越えて,見かけ上緩傾斜の正断層の形になったものを,押しこみ押しかぶせ断層(plunging overthrust)という。古くは,衝上断層と同義に使われたこともある。M.P.Billings(1954)は,overthrustを形態(角度)によってではなく,運動の性質によって区別した。すなわち,衝上断層のうち上盤側が運動したものがoverthrust,下盤側が運動したものはunderthrustである。参考文献:M.P.Billings(1954) Structural geology(2nd ed.) Prentice-Hall
執筆者:小玉 喜三郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
1 多数の語を集録し、一定の順序に配列して一つの集合体として、個々の語の意味・用法、またはその示す内容について記したもの。語のほかに接辞や連語・諺なども収める。また、語の表記単位である文字、特に漢字を...