振動量子数(読み)しんどうりょうしすう(その他表記)vibrational quantum number

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「振動量子数」の意味・わかりやすい解説

振動量子数
しんどうりょうしすう
vibrational quantum number

振動量子化したときにエネルギー固有値を表わす量子数調和振動子では,エネルギー固有値は (n+1/2)hν である ( hプランク定数,ν は振動数) 。ここで n は振動量子数で,0,1,2,…という値をとる。エネルギーが最低になる基底状態n=0 に対応するが,この場合でもエネルギーは (1/2)hν であり,ゼロにはならない。これを零点エネルギーという。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む