汚吏(読み)オリ

デジタル大辞泉 「汚吏」の意味・読み・例文・類語

お‐り〔ヲ‐〕【汚吏】

《「孟子」滕文公から》汚職など、不正なことをする役人

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精選版 日本国語大辞典 「汚吏」の意味・読み・例文・類語

お‐りヲ‥【汚吏・&JISEBCF;吏】

  1. 〘 名詞 〙 不正なことをして私利を求める官吏
    1. [初出の実例]「暴君汚吏(ヲリ)も志を奪ことあたはず」(出典翁問答(1650)下)
    2. [その他の文献]〔孟子‐滕文公・上〕

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普及版 字通 「汚吏」の読み・字形・画数・意味

【汚吏】お(を)り

不正な役人。〔孟子、文公上〕夫(そ)れ仁は必ず經界より始む。經界正しからざれば、井地均(ひと)しからず、祿らかならず。是の故に暴君汚は、必ず其の經界を慢(ないがしろ)にす。

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