生物災害(読み)セイブツサイガイ

デジタル大辞泉 「生物災害」の意味・読み・例文・類語

せいぶつ‐さいがい【生物災害】

バイオハザード

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「生物災害」の意味・わかりやすい解説

生物災害【せいぶつさいがい】

病原微生物などがヒトやその他の生物に対して与える健康災害総称。特に,DNA組換えによって有害化したバクテリアウイルスに起因するものを指すことが多いが,伝染病に対しても使用する。バイオハザードbiohazardともいう。この災害の防止に関しては,1976年アメリカ国立保健研究所(NIH)が,〈組換えDNA実験に関するガイドライン〉を発表して遺伝子工学実験を制限。日本でも1979年,NIHガイドラインに準じ,〈大学等の研究機関等における組み替えDNA実験指針〉が公示された。この指針では,実験設備・施設による〈物理的封じ込め〉と,取り扱う微生物に関する〈生物学的封じ込め〉の基準が規定されている。以降日本では,1991年の大改正など何度か改正されたこの指針のもとに遺伝子工学の実験が行われている。→ハイテク公害バイオテクノロジー
→関連項目国立感染症研究所

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化学辞典 第2版 「生物災害」の解説

生物災害
セイブツサイガイ
biohazard

[同義異語]バイオハザード

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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