老人病院(読み)ロウジンビョウイン

関連語 介護保険制度

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「老人病院」の意味・わかりやすい解説

老人病院
ろうじんびょういん

入院患者の 70%以上が 65歳以上で占められる病院 (または病棟) 。 1975年頃から老人の入院が大多数を占める病院を「老人病院」と呼んでいたが,1982年制定の老人保健法に基づく厚生省告示によって制度化された。届け出によって特例許可の老人病院になると,一般病院よりも医師看護師が少ない数で運営できるようになるが,医療保険などから支払われる診療報酬も少なくなる仕組み。この特例許可を受けないで 70歳以上の老人を常時 60%以上入院させていると,特例許可外老人病院とされ,診療報酬がさらに低くなる。 1990年4月の診療報酬の改定では,特例許可老人病院の場合,介護職員を8対1の配置より手厚く配置した場合,病院の選択により,「入院医療管理料」をとることが認められた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む