大正・昭和期,工場労働や農業労働に従事する労働婦人・農村婦人に対して,事務労働や専門職に従事する女性をいう呼称。明治期から女性教員やタイピストは存在したが,第1次大戦後に女性事務員や店員などのホワイトカラー層が増加し,美容師・バス車掌・アナウンサーなどの職種もつぎつぎに登場。就職・退職の自由,私生活の保障などの近代的雇用形態が一応守られていたため,働くことが女性の自立につながることを示した。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...