自然利子率(読み)しぜんりしりつ

共同通信ニュース用語解説 「自然利子率」の解説

自然利子率

景気を熱しも冷ましもしない金利水準。自然利子率に物価変動の影響を加えた中立金利が、中央銀行が決める政策金利の到達点の目安とされている。日銀政策を決定する上で重視する指標一つ。日銀は自然利子率をマイナス1%程度からプラス0・5%程度の範囲と推計してきた。

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世界大百科事典(旧版)内の自然利子率の言及

【ウィクセル】より

…また学位論文(《財政理論研究》1896)で財政理論にも重要な貢献をなしたが,最も独創的な業績は《利子と物価》(1898)で展開された貨幣的不均衡理論である。それは,物価の変動の原因を資本の予想収益率(自然利子率)と銀行の貸出利子率(市場利子率)との乖離(かいり)に見いだしたもので(〈ウィクセル的累積過程〉),その後のヨーロッパにおける貨幣理論と景気変動論に多大の影響力を及ぼすとともに,ケインズ経済学の先駆けともなった。1916年にルンド大学を定年退職後は,学界の指導者として晩年を送った。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」