薹が立つ(読み)トウガタツ

デジタル大辞泉 「薹が立つ」の意味・読み・例文・類語

とう・つ

野菜などの花茎が伸びてかたくなり、食用に適する時期を過ぎる。
盛りが過ぎる。年ごろが過ぎる。「新人というには―・っている」

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関連語 タウ 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「薹が立つ」の意味・読み・例文・類語

とう【薹】=が[=に]立(た)

  1. 野菜などの花茎が生じ、伸びる。花茎が伸び過ぎ、かたくなって食べ頃が過ぎてしまう。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  2. 人が、その目的に最適の年齢を過ぎてしまう。盛りが過ぎる。男女婚期についていうことが多い。
    1. [初出の実例]「この親仁(おやぢ)は、護摩(ごま)の灰の薹(タウ)の立(タ)ったのであらう」(出典歌舞伎・染竹春駒(1814)三幕)

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