言語形成期(読み)げんごけいせいき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「言語形成期」の意味・わかりやすい解説

言語形成期
げんごけいせいき

その人の言語一生の骨組みがほぼ決定的に決る時期をいう。学説により,また個人により多少異なるが,ほぼ3歳ないし5歳頃から 12歳ないし 15歳頃までの期間,すなわち物心のつく頃から思春期までの期間がそれにあたる。音韻体系・文法体系・日常の基礎的語彙は,この時期に住んでいるその土地のものを習得し確立するのが普通である。この期を過ぎると,とりわけ発音習慣を変えることは困難になる。もちろんその後も単語の数はふえていくし,訓練により他の方言外国語を覚えることも可能であるが,それらは生え抜きの言語に比べて常になんらかの欠陥を有するのがほとんどである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む