電磁偏向(読み)でんじへんこう(その他表記)electromagnetic deflection

改訂新版 世界大百科事典 「電磁偏向」の意味・わかりやすい解説

電磁偏向 (でんじへんこう)
electromagnetic deflection

磁界偏向ともいう。真空中の電子の流れを磁界により曲げること。電子の流れに垂直に磁界をかけると運動荷電粒子に働くローレンツ力により,電子はその運動方向と磁界の双方に垂直な方向の力をうけて進行方向を変える。各種陰極線管,とくにテレビ用受像管の電子ビームの方向制御に使われる。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電磁偏向」の意味・わかりやすい解説

電磁偏向
でんじへんこう
electromagnetic deflection

コイルや電磁石によってつくられた磁界の働きによって電子の運動方向を曲げること。電子が運動しているときに,電子の運動方向に直角の向きに磁界を加えると,電子の進行方向と磁界の方向の両者に直角の向きに電子に力が働いて電子の運動方向が変る (フレミングの左手の法則) 。電界偏向 (静電偏向) に比べて偏向電力が必要で,高周波 (約 100kHz以上) では偏向できなくなるが,大きい偏向度が得られるため,テレビ用およびレーダ用のブラウン管に利用されている。

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