非存在(読み)ヒソンザイ

精選版 日本国語大辞典 「非存在」の意味・読み・例文・類語

ひ‐そんざい【非存在】

  1. 〘 名詞 〙 ( [ギリシア語] mē on の訳語 ) ギリシア哲学で用いられた概念。存在の否定。存在のさまざまな意味に応じてその否定も、相対的な場合(あるものの欠如)、または現存否定(あるものがない)、何ものもない空虚、空虚な空間などとなる。さらに、本来思考の対象にならないものを意味することもある。非有。
    1. [初出の実例]「生きているものが死を語るように、存在のなかで非存在について瞑想しなければならぬ」(出典:武田泰淳小論(1951)〈埴谷雄高〉)

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