馬の足(読み)ウマノアシ

デジタル大辞泉 「馬の足」の意味・読み・例文・類語

うま‐の‐あし【馬の足/馬の脚】

歌舞伎で、馬の脚の役のこと。張り子の馬を二人でかぶって、前脚と後脚になる。下級役者がつとめるところから、下級俳優やへたな役者の称としても用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「馬の足」の意味・読み・例文・類語

うま【馬】 の 足(あし)

芝居で使う張り子の馬の中にはいって脚の役をする者。また、その役。それが端役であるところから、下級の役者をあざけっていうのにも用いる。馬役者。
※雑俳・川傍柳(1780‐83)二「居風呂(すゑぶろ)を焚きかけ馬の足に出る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「馬の足」の解説

馬の足

福岡県山口県に伝わる妖怪夜道の木の枝にぶら下がっている馬の足の姿をしたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android