ゆう【宥】[漢字項目]
- デジタル大辞泉
- [人名用漢字] [音]ユウ(イウ)(漢) [訓]ゆるす なだめる1 大目に見て許す。「宥恕/寛宥」2 なだめる。「宥和」[名のり]すけ・ひろ…
宥 yòu [漢字表級]2 [総画数]9
- 中日辞典 第3版
- <書>(罪を)許す;諒とする.原~/諒恕する.宽kuān~/寛大に許す.尚希shàngxī见~/諒…
宥性 (ゆうしょう)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ⇒金剛宥性(こんごう-ゆうしょう)
ゆうかい(イウクヮイ)【宥快】
- 精選版 日本国語大辞典
- 室町初期の真言宗の僧。宝門の祖。字は性厳。藤原実光の子。高野山宝性院の信弘に密教を受け、さらに山科安祥寺の興雅に学び、高野山の教相学を大成…
宥 人名用漢字 9画
- 普及版 字通
- [字音] ユウ(イウ)[字訓] ゆるす・すすめる・たすける[説文解字] [金文] [字形] 形声声符は(有)(ゆう)。〔説文〕七下に「(ゆる)うするなり」とあ…
なだま・る【宥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 なだらかになる。なごやかになる。平穏になる。のどまる。[初出の実例]「雨止(やみ)風静て、神忿(かみのいかり)も忽に宥(…
宥快
- 朝日日本歴史人物事典
- 没年:応永23.7.17(1416.8.10) 生年:貞和1/興国6(1345) 南北朝・室町時代の真言宗の僧。左少将藤原実光の子。山城(京都府)の出身。常陸(茨城県)佐久…
玄宥 (げんゆう)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1529-1605 戦国-江戸時代前期の僧。享禄(きょうろく)2年生まれ。真言宗。紀伊(きい)根来(ねごろ)寺(和歌山県)で智積(ちしゃく)院の日秀にまなび,天…
宥信 (ゆうしん)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-1432 南北朝-室町時代の僧。真言宗。高野山にのぼり宥快にまなんで灌頂(かんじょう)をうける。如意輪寺の住持をつとめる。応永31年(1424)高野山…
宥貞 (ゆうてい)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1592-1664 江戸時代前期の僧。文禄(ぶんろく)元年生まれ。天台をまなんだが真言に転じ,京都智積(ちしゃく)院の日誉,元寿らにまなぶ。寛永19年徳川…
宗宥 (そうゆう)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ⇒在仲宗宥(ざいちゅう-そうゆう)
かん‐ゆう(クヮンイウ)【寛宥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 寛大な心をもって相手の罪やあやまちをゆるすこと。寛恕(かんじょ)。宥恕(ゆうじょ)。かんにゅう。[初出の実例]「但郡司准二諸国貢調綱領…
【宥弼】ゆうひつ
- 普及版 字通
- 輔佐する。字通「宥」の項目を見る。
【弘宥】こうゆう
- 普及版 字通
- ゆるやか。字通「弘」の項目を見る。
宥快【ゆうかい】
- 百科事典マイペディア
- 室町初期の真言宗の僧。京都の人。藤原実光の子。高野(こうや)山宝性(ほうしょう)院の信弘から両部の秘法を受け,また京都山科(やましな)の安祥寺興…
【恕宥】じよゆう
- 普及版 字通
- ゆるす。字通「恕」の項目を見る。
さん‐ゆう(‥イウ)【三宥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 中国の周代で、罪を許す三つの条件。不識・過失・遺忘の三つをいう。[初出の実例]「周礼にも宥(なだむる)に三宥(ユウ)の法あり。過失・…
しゃ‐ゆう(‥イウ)【赦宥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「赦」は刑罰を免除すること。「宥」は手心を加えて刑を軽くすること ) 罪や過失をゆるして罪を問わないこと。赦免。[初出の実例]「今…
【慶宥】けいゆう
- 普及版 字通
- 恩赦。字通「慶」の項目を見る。
【仁宥】じんゆう
- 普及版 字通
- 情深くゆるす。字通「仁」の項目を見る。
【赦宥】しやゆう(いう)
- 普及版 字通
- 罪をゆるす。漢・〔陳太丘(寔(しよく))の碑文〕會(たまたま)黨(錮)の事に(あ)ひ、禁錮せらるること二十年、天を樂しみ命を知り、澹然として自ら…
かん‐ゆう〔クワンイウ〕【寛×宥】
- デジタル大辞泉
- 寛大な気持ちで罪過を許すこと。「かの卿きゃうを―せらるべきなり」〈平家・一〇〉
宥範 (ゆうはん)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1270-1352 鎌倉-南北朝時代の僧。文永7年生まれ。真言宗。郷里讃岐(さぬき)(香川県)無量寿院の覚道,下野(しもつけ)(栃木県)鶏足寺の頼尊らにまなぶ…
贖宥 しょくゆう indulgentia; indulgence
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- カトリック教会用語。今日では免償の語が一般に用いられる。告解の秘跡を受けてすでにゆるされた罪に伴う,有限の罰のゆるしや償却をいう。各人がみ…
げんゆう【玄宥】
- 改訂新版 世界大百科事典
宥快 ゆうかい
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]興国6=康永4(1345)[没]応永23(1416).7.室町時代の真言宗僧。高野山宝性院で信弘の教えを受け,顕密諸教を研究。のち同寺に講筵を設け,多数の学…
【寛宥】かんゆう(くわんいう)
- 普及版 字通
- 寛容。ゆるす。〔後漢書、王梁伝〕渠を開くことを議し、~(つひ)に功無し。宥をると雖も、ほを執る。字通「寛」の項目を見る。
【矜宥】きようゆう
- 普及版 字通
- ゆるす。字通「矜」の項目を見る。
【宥釈】ゆうしやく
- 普及版 字通
- 釈放する。字通「宥」の項目を見る。
松沢宥 (まつざわ-ゆたか)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1922-2006 昭和後期-平成時代の美術家。大正11年2月2日生まれ。美術文化協会展,読売アンデパンダン展に出品。神秘的な記号による絵画,立体作品を制…
【刺宥】しゆう
- 普及版 字通
- 寛刑。字通「刺」の項目を見る。
【乞宥】きつゆう
- 普及版 字通
- 許しを乞う。字通「乞」の項目を見る。
【綏宥】すいゆう
- 普及版 字通
- 撫する。字通「綏」の項目を見る。
【特宥】とくゆう
- 普及版 字通
- 特にゆるされる。字通「特」の項目を見る。
【宥減】ゆうげん
- 普及版 字通
- 減刑する。字通「宥」の項目を見る。
【宥坐】ゆう(いう)ざ
- 普及版 字通
- 人君を鑑戒する。〔子、宥坐〕孔子曰く、吾(われ)聞く、宥坐のなるは、なれば則ち欹(かたむ)き、中なれば則ち正しく、滿つれば則ち(くつがへ)ると。…
【宥赦】ゆうしや
- 普及版 字通
- 罪をゆるす。字通「宥」の項目を見る。
【宥密】ゆうみつ
- 普及版 字通
- もの静か。字通「宥」の項目を見る。
宥印 (ゆういん)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-1591 織豊時代の僧。天正(てんしょう)15年九州攻めの際,豊臣秀吉が本陣をはった薩摩(さつま)(鹿児島県)川内(せんだい)の真言宗泰平寺の住持。島…
宥快 (ゆうかい)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1345-1416 南北朝-室町時代の僧。貞和(じょうわ)元=興国6年生まれ。真言宗。高野山宝性院の信弘に師事し,その跡をついで宝性院門主となる。「宝鏡…
宥鑁 (ゆうばん)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1624-1702 江戸時代前期の僧。寛永元年生まれ。真言宗。京都智積(ちしゃく)院の宥貞,運敞(うんしょう)に師事。醍醐寺の有雅に小野流をまなんだ。天…
宥快 ゆうかい (1345―1416)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 室町時代の真言(しんごん)宗の僧。真言宗の教学史上屈指の学者で、南山(高野山(こうやさん))教学の大成者。字(あざな)は性厳房(しょうごんぼう)。…
なだ・む【×宥む】
- デジタル大辞泉
- [動マ下二]「なだめる」の文語形。
松沢宥【まつざわゆたか】
- 百科事典マイペディア
- 美術家。長野県生れ。早大卒。1952年美術文化協会展に初出品。1957年より読売アンデパンダン展に発表。1964年より物体としての作品制作をやめ,儀式…
おん‐ゆう(‥イウ)【恩宥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 恵みをたれて罪をゆるすこと。恩赦。宥免(ゆうめん)。〔宋書‐鄭鮮之伝〕
【肆宥】しゆう
- 普及版 字通
- 肆赦。字通「肆」の項目を見る。
【宥罪】ゆうざい
- 普及版 字通
- 罪をゆるす。字通「宥」の項目を見る。
宽宥 kuānyòu
- 中日辞典 第3版
- [動]<書>大目に見る.寛大に許す.
恕宥 shùyòu
- 中日辞典 第3版
- [動]許す.大目にみる.
ゆうかい〔イウクワイ〕【宥快】
- デジタル大辞泉
- [1345~1416]室町前期の真言宗の僧。京都の人。字あざなは性厳。高野山の信弘に密教を学び、「宝鏡鈔」を著して立川流を批判。高野山教学の大成者…