ころ銭(読み)コロゼニ

デジタル大辞泉 「ころ銭」の意味・読み・例文・類語

ころ‐ぜに【ころ銭】

洪武銭こうぶせん異称
室町から江戸時代、すり減った銭、また、質の悪い銭のこと。ころせん。ころ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ころ銭」の意味・読み・例文・類語

ころ‐せん【ころ銭】

〘名〙 中世日本流通市場で、欠損がひどく、極端に小形になった粗悪な銭貨一説に、洪武銭(こうぶせん)の異称。撰銭(えりぜに・えりせん)対象として排斥された。ほろ。ころ。ころぜに。
※俳諧・犬子集(1633)一五「ながされてゐるはあはれや薩摩がた 鐘のゆつぼへ入るころ銭〈重頼〉」

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