せきせき(読み)セキセキ

デジタル大辞泉 「せきせき」の意味・読み・例文・類語

せき‐せき

[副]《動詞「せ(急)く」の連用形を重ねた語》動作が続けて起こるさま。ひっきりなしに。しばしば。
「風の夜は、―回る火の用心」〈浄・天の網島

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精選版 日本国語大辞典 「せきせき」の意味・読み・例文・類語

せき‐せき

[1] 〘副〙 (動詞「せく(急)」の連用形を重ねてできた語) 動作が、ひんぱんに繰り返されるさまを表わす語。さいさい。たびたび。しばしば。しげしげ。
言継卿記‐大永八年(1528)二月二一日・二二日紙背(女房消息)「御むつかしき事せきせきと申候て、御心もとなく候」
[2] 〘形動〙 動作がひきつづいて行なわれるさま。ひっきりなく。しきりに。
山彦(1907)〈鈴木三重吉〉三「せきせきに向うへ帰ってゆく一人に振り返られて」

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普及版 字通 「せきせき」の読み・字形・画数・意味

】せきせき

憂え思うさま。戚戚。南朝宋・謝霊運〔南亭に遊ぶ〕詩 として、物に感じてき 星星として、白髮垂る

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】せきせき

あきらかなさま。

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】せきせき

ちらばる。

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】せきせき

ふむ。

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【赤】せきせき

礼装用の赤いくつ。

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