デジタル大辞泉
「ウニコール」の意味・読み・例文・類語
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ウニコール
〘名〙 (unicorne から)
※浄瑠璃・平家女護島(1719)三「彼の唐土の独角獣
(ウニカウル)といふ獣は、
水上の悪毒をおのれが角にてそそぎ消し」
③ ①の牙からつくった解熱剤。昔は疱瘡薬として用いた。一角。〔大和本草(1709)〕
※洒落本・契情買虎之巻(1778)三「一角
(ウニカウル)の
花器(はないけ)には梅と柳を折入る」
⑤ (③ににせ物が多いところから) いつわり。うそ。
※雑俳・柳多留‐一四(1779)「おどり子のはなし大きなうにこうる」
[語誌]③は一八世紀から
薬品として用いられている。その薬品名としてのウニコールは、昭和初期まで用いられた。①については英語からのユニコーンが一般化した。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報