カゴカキダイ
かごかきだい / 籠舁鯛
sergeant
[学] Microcanthus strigatus
硬骨魚綱スズキ目カゴカキダイ科に属する海水魚。本州中部以南、台湾に分布。体は卵形で側扁(そくへん)し、黄色の地に5本の黒色縦帯が顕著である。色彩の豊かなチョウチョウウオ科に近縁であるが、鱗(うろこ)が小さいことや、幼期に頭部に肥大した骨板が生じないことなどで区別される。全長20センチメートルに達する。岩礁域にすみ早春に産卵し、幼魚は夏まで潮だまり（タイドプール）で成長する。成魚は群れで泳ぎ、エビ類、ゴカイ類などの底生動物を好んで食べる。体色の鮮やかなことと、飼育が比較的容易なことから観賞魚とされる。
［井田 齋］
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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「カゴカキダイ」の意味・わかりやすい解説
カゴカキダイ
カゴカキダイ科の魚。地方名キョウゲンバカマなど。全長20cm。体は側扁し，黄褐色地に黒褐色の５本の縦じまが走る。本州中部〜ハワイ，オーストラリアに分布し，沿岸の岩礁間にすむ。チョウチョウウオ科の魚に似るが，幼期にトリクチス期を経過しない。美しいうえに丈夫なので，よく飼育される。食用にもなる。
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カゴカキダイ
Microcanthus strigatus
スズキ目イスズミ科の海水魚。全長 20cm。体は卵形で強く側扁し，黄色の地に数本の黒条が縦に走る。肉は食用とされる。沿岸の岩礁に生息し，本州中部以南，台湾，ハワイ，オーストラリアに分布する。
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