サブマリン特許(読み)サブマリントッキョ

デジタル大辞泉 「サブマリン特許」の意味・読み・例文・類語

サブマリン‐とっきょ〔‐トクキヨ〕【サブマリン特許】

submarine patent》出願されていることが知られていない特許アメリカ特許法が出願内容を特許成立時まで公表しないために生じる。潜水艦特許

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「サブマリン特許」の解説

サブマリン特許

対象となる技術世間に広く利用されるようになってから、狙いすましたように成立する特許のこと。それを楯に権利侵害を訴え、多額のロイヤリティを要求する。出願案件が非公開で、審査期間に関わらず成立から17年間有効となるアメリカの特許制度逆手にとった手口。出願者は案件の修正を繰り返すなど、わざと特許の成立を遅らせ、対象となる技術が世に出たところで、特許を成立させる。そのやり方を「潜水艦」にたとえて、「サブマリン特許」と呼ばれる。1995年にアメリカの特許制度が改正されたが、改正以前のものは適用されないため、まだ危惧が残っている。

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